世界最古となるスッポンの仲間「アドクス属」 化石が博物館で展示 1億3千万年前に生息 徳島県 (2023/10/11 18:11)

世界最古となるスッポンの仲間「アドクス属」 化石が博物館で展示 1億3千万年前に生息 徳島県 (2023/10/11 18:11)
世界最古となる「スッポンの仲間」の化石が徳島県の博物館で展示されています。

徳島県立博物館で展示されている化石は、白亜紀前期のおよそ1億3千万年前の地層があり、恐竜の骨などが数多く見つかっている勝浦町で発掘されました。

博物館によると、この地層で見つかったカメ類の甲羅の化石を調べたところ、「アドクス属」と呼ばれるスッポンの仲間の化石であることがわかったということです。

今回見つかった「アドクス属」の化石は、福井県や福岡県で見つかっている地層よりおよそ1千万年古く世界最古となります。

【徳島県立博物館辻野泰之・専門学芸員】
「勝浦市は恐竜のイメージがあると思うが、恐竜以外でも意外な発見、最古になるような学術的に貴重なものがあるので、そういうところを見てほしい」

この化石は、徳島県立博物館で展示されています。