またクマ襲撃…70代女性けが クマ対策グッズ「去年の1.5倍」 東京でも目撃が…(2023年10月24日)

またクマ襲撃…70代女性けが クマ対策グッズ「去年の1.5倍」 東京でも目撃が…(2023年10月24日)
 秋田県では24日もゴルフ練習場で70代の女性が襲われるなどクマによる被害が後を絶ちません。佐竹敬久知事は「見つけたらすぐに撃ってほしい」と猟友会などに弾丸の費用を補助する方針を打ち出しています。

■落ちた栗を夢中で「ガリガリ」

 18日深夜、秋田市内の自宅裏に現れたクマ。盛んに食べているのは地面に落ちた栗です。場所は山間部ですが、周囲には住宅もあり、撮影者によりますと、9月末ごろからクマは何度も目撃されていましたが、ここまで近くで撮影したのは初めてだといいます。

■ゴルフ練習場で「走ってきた」

 日を追うごとに増えるクマの目撃情報。同時に被害も後を絶ちません。

 ゴルフ練習場のスタッフ:「こっちの練習場の方に走ってきた。一瞬でしたね」

 秋田県南部の羽後町のゴルフ練習場では、24日午前7時、ボールを回収していた70代の女性がクマに襲われ、顔にけがをしました。一緒に作業をしていた男性が大声を上げながら球拾い用のカートを使ってクマを追い払ったということです。

 ゴルフ練習場のスタッフ:「今回、事故が起きたことで、町からは今期はこれで(練習場を)閉めるようにと通達があったので、今年はこれで終わりになる」

■リンゴ園などで男性2人襲われる

 また、その30分後には仙北市で70代の男性が敷地内でクマに襲われ、午前11時ごろには鹿角市のリンゴ園とその付近で70代の男性2人がクマの被害に遭いました。

■秋田大学近く…市街地でクマ目撃

 その姿は市街地でも目撃されています。目撃場所は秋田大学のすぐ近くで、JR秋田駅から直線距離でおよそ1キロの場所にあり、すぐ北の方には山も見えますが、その周辺には住宅が立ち並んでいます。

 学生:「一限が終わってすぐに校内放送で秋田大学の手形キャンパス付近に出たということで。正直びっくりした」

■食事に一生懸命?クマに“異変”

 さらに秋田県で撮影されたクマ。稲刈りの済んだ田んぼの中を悠々と歩いています。

 登山ガイド 大川美紀さん:「いつも鳥を見る場所に車を向かわせていたら、車の目の前をクマが右から左に横切りました」

 普段は登山ガイドをしているという大川さん。今年はすでに10回もクマを目撃していますが、異常な点が多いといいます。

 登山ガイド 大川美紀さん:「今年は(クマを)山ではほとんど見ない。ガイドの行き帰りに車から見るとが多くて。今までだったら(人と会うと)クマがすぐ逃げてるイメージ。今年は見てもクマが逃げない感じがする。食べることに一生懸命になりすぎて(人に)構っていられないという感じを受ける」

■エサ不足か ブナの実「大凶作」

 それを裏付けるかのようなデータが発表されました。東北森林管理局によると、クマの餌(えさ)となるブナの実は去年、宮城を除いて「並作」でしたが、今年は4段階のうち最も低い「大凶作」となっています。特に秋田県では今年度、クマによってけがした人がすでに57人を数え、危機感が増しています。

■もはや“クマ戦争”弾丸費など補助

 秋田県 佐竹敬久知事:「まずは今のところ見つけたら撃つ、撃てる状況でね。これを徹底して、まず今は緊急避難的にね、これが一番だと思います」

 「見つけたら撃つ」。もはや待ったなしの戦いとなっている秋田県では猟友会などに弾丸の費用を補助する方針を明らかにしました。

■クマ対策グッズ「去年の1.5倍」

 一方、目撃情報は東京でも相次ぎ、都内のアウトドアショップではクマ対策グッズが売り上げを伸ばしています。

 WILD-1デックス東京ビーチ店 細内利宣副店長:「去年の1.5倍くらいは数的に出ていると思います」

 クマ鈴やホイッスルなど、クマに出合わないようにする商品も売れていますが、出合ってしまってからの必需品は在庫がなくなるほど売れているといいます。特に売れているのがトウガラシの成分から作られた撃退スプレー1万4850円。

 WILD-1デックス東京ビーチ店 細内利宣副店長:「この商品は今、取引している輸入元には在庫がない状態。これのサイズの大きいタイプは在庫があるということで、追加発注しました」

■釣り客ら 東京でも“万一の備え”

 山歩きを目的とする人やキノコ狩りや釣りに行く人も買っていくといいます。

 WILD-1デックス東京ビーチ店 細内利宣副店長:「基本的にクマは臆病な動物といわれているので、最低限の対策をしない人が恐らく被害に遭っていると思うので、こういうものがあるというのは知ってほしいですね」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp