
9月6日、鳥取市の農産物直売所で起きた事故。床には商品の梨や切り花が散乱していた。また、9月27日は鳥取県米子市の温泉街にあるホテルで玄関に軽乗用車が突っ込む事故があった。
運転していたのは、いずれも80代の高齢者でブレーキとアクセルを踏み間違えたことが原因とみられている。
普段から車を使用するドライバーは―。
ドライバー:
「もう歳だから色々なことに注意はしているつもりですけど、なかなか難しいこともあります」
「発進とバックと間違えて出発するのがいるので、そこのあたりやっぱり一回(ギアの)チェンジも確認して乗るようにしてますね」
鳥取県内で相次いで発生したブレーキとアクセルの踏み間違いが原因とみられる事故。高齢ドライバー特有の事故かと思いきや、鳥取県警によると踏み間違いが原因の事故は今年7件起こっていて、そのうち3件は高齢ドライバー。残りの4件は65歳未満のドライバーだという。
踏み間違いは、決して高齢者だけに起きる問題ではないことが分かる。また、警察庁によると、2019年に全国で起きた踏み間違いが原因の事故の約6割が65歳未満だったという。
なぜ踏み間違いの事故が起きるのか。ギアの入れ間違いも1つの原因だと運転のプロは指摘する。
イナバ自動車学校教務課 村岡邦裕課長補佐:
「割とドライバーって無意識にエンジンかけて、次ギアを無意識に手が動いてドライブに入れちゃうんですね。するとこっち向いたままどーんと前に行ってしまう。踏み間違えたのではなく、ギアの間違いが起因した。これが、原因となっていると思います」
では、事故はどうすれば防げるのか。教習では、段差を縁石と想定して、自分が意図しないことが起こった場合に事故を防ぐため、アクセルからブレーキに素早く踏みかえる練習が行われていた。これは、運転免許を取る時や、高齢者講習でも実際に行われている。
イナバ自動車学校教務課 村岡邦裕課長補佐:
「いろいろな姿勢で、いつ何時でも素早くブレーキが踏める、無意識で踏めるトレーニングというのを全ドライバー、全世代が行っていくべきだと思います」
事故を起こさないために、安全に運転するための意識付けが大切だ。
(2023年9月28日放送 ニュースevery日本海より)
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