オンライン署名「神宮外苑1000本の樹木を切らないで~再開発計画は見直しを!」https://www.change.org/Save_jingugaien
要望書の内容:
文部科学省大臣 盛山正仁殿
令和5年9月25日
ロッシェル・カップ
神宮外苑再開発に関する要望
神宮外苑再開発は、多くの市民や専門家から懸念が示され、その見直しを求める声はますます大きく上がっております。そして、この度9月7日にユネスコの諮問機関であるICOMOS(国際記念物遺跡会議)本部からの警告、ヘリテージ・アラートは文科省に対しても発信されました。その5項目目に、「国は、東京都のみの問題とすることなく、適切な施策の適用を、様々のステークホルダーとの協働のもと、推進すべき」とある通り、国の文化遺産としての明治神宮外苑の価値を保つため、文部科学省が国レベルで関与すべき問題であると考えます。また、再開発事業の一者である日本スポーツ振興センター(JSC)が、文部科学省所轄の独立行政法人であり、国の補助金や交付金を受けていること、その所有する土地は、元々は国有地であることなど、非常に公益性の高い組織である点を踏まえ、文部科学省としての明確な対応を期待しております。
オンライン署名「神宮外苑1000本の樹木を切らないで~再開発計画は見直しを!」の22万4千を超える署名者を代表して、以下の要望を申し上げます。
• イコモスからのヘリテージ・アラートに真摯に対応し、期限である10月10日までに公式な回答を発表するようお願い申し上げます。
• ラグビー場の位置変更を伴う新設によって、建国記念文庫の森をはじめとする神宮外苑の樹木、その文化遺産としての価値が破壊されます。
• これを止めるため、日本スポーツ振興センター(JSC)に対し、現計画の見直しをおこなうよう、指導をお願い申し上げます。
• 日本スポーツ振興センター(JSC)に対し、国民的財産である秩父宮ラグビー場を改修して保存活用するよう指導をお願い申し上げます。
• 開発事業者(市街地再開発の施行者)である日本スポーツ振興センター(JSC)に対し、権利変換計画に同意しないよう指導をお願い申し上げます。
• •神宮外苑のイチョウ並木を名勝として指定するよう、その手続きを進めていただきたくお願い申し上げます。
新しく任命された盛山正仁文部科学大臣におかれましては、この問題に真摯に取り組んでいただき、国民の声を反映した適切な対応をお願い申し上げます。