『内閣改造より大事な話 5兆円をどぶに捨てる経産省と孫正義氏の構想力』内閣改造より半導体の方がはるかに重要。先端半導体製造のためというラピダス計画で5兆円が無駄に。孫正義氏に経産大臣をやって欲しい。

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古賀茂明TV2023年9月号PART1
『内閣改造より大事な話 5兆円をどぶに捨てる経産省と孫正義氏の構想力』
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『内閣改造より大事な話 5兆円をどぶに捨てる経産省と孫正義氏の構想力』
昔は半導体王国だった日本ですが、今は世界シェア10%未満。
技術も10年、5世代遅れて、台湾、韓国、アメリカの背中ははるかかなたです。
経産省が夢よもう一度と始めたラピダス計画は5年で5兆円を使うそうですが、民間からはたったの73億円しか集まりませんでした。しかたなく、経産省が、とりあえず3300億円を出しましたが、これから総額5兆円を使うということです。
しかし、世界中の専門家が、これは絶対に失敗すると予言しています。
その理由を解説します。これを聞けば、なぜ失敗するのかが良く分かるはずです。
そもそも、なぜ経産省が半導体最終製品の製造にこだわるのか全く意味不明です。
孫正義氏率いるソフトバンクグループが保有する英国アーム社が9月14日米ナスダックに上場しました。初日から値上がりし、終値ベースで計算した時価総額は9.6兆円。
外部に売り出した10%の株の取得を希望する企業の筆頭には、エヌビディア、アップル、グーグル、サムスンなどの世界最先端企業の名前が。
アームは、IPベンダーで世界最強。それはどういう意味があるのかも解説します。
要するに孫さんは、半導体製造のボトルネックを押さえる企業を保有しているということです。製造そのものをやらなくても主役になれる。
世界トップの企業を惹きつけて、生成AI発展の中心的役割を果たそうという戦略。
孫正義氏の構想力の凄さがよくわかりますね。
「日の丸半導体の夢よもう一度」構想しか頭に浮かばない経産官僚とは比較になりません。
経産省がやっている限り、残念ながら、将来展望は開けませんね。