
全国銀行協会(全銀協)によりますと、トラブルが確認されたのは10日午前8時半ごろで、3連休中に更新した「全銀ネット」のシステムに不具合が出たということです。
影響を受けているのは、三菱UFJ銀行などあわせて11の金融機関で、ほかの銀行への振り込みと、ほかの銀行からの入金が、窓口やATM、ネットバンキングなどすべての方法で、できなくなっています。
ただ、午後3時半から11日午前8時半まではシステムが別系統に切り替わっているため、振り込みなどが一時的にできるようになっています。
各金融機関は利用者に対して二重の振り込みなどに注意するよう呼び掛けています。
愛知県豊橋市は10日が児童手当の振り込み日ですが、約2万5000件のうち、約1万8000件の振り込みができていないということです。
「朝や昼の時間帯は電話が鳴りっぱなしという状態で、職員は電話対応しかしていないような状況だった。金融機関が復旧したなどの状況が分かれば市のHPで案内ができるが、こちらとしては復旧するのを待っている状況」(豊橋市子育て支援課 姜恵子さん)
刈谷市では4カ月分の手当の振り込みができず
システムの不具合による影響とみられる児童手当の振り込みの遅れは、犬山市や一宮市、瀬戸市などでも発生しています。
このうち刈谷市では4カ月分をあわせて振り込む予定でしたが、約1万4000件について振り込みができていないということです。
また岐阜県や三重県の一部の自治体でも影響が出ているということです。
全銀協によりますと、システムの復旧の目途は立っていません。
全国銀行協会は他の銀行あての振り込みができない状況でしたが、「現在、バックアップ手段を用いて振り込み取り引きの処理を実施しております」とホームページで明らかにしました。
原因は調査中としています。
(10月10日15:40~放送メ~テレ『ドデスカ!+』より)