「歴史上、特異な存在」 藤井八冠誕生に羽生九段が感想
日本将棋連盟会長の羽生善治九段(53)は20日、東京都渋谷区の将棋会館で取材に応じ、史上初の全8冠独占を成し遂げた藤井聡太八冠(21)=棋聖・竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将=について「驚くことではない。安定した対局を続けたのがこの結果につながった。歴史の中でも特異な存在と思う」と述べた。
平成8年、羽生九段は7タイトル時代に全冠制覇を達成。29年に叡王が加わり、過去最多の8タイトル戦となってから藤井八冠が初の全冠独占となった。羽生九段は当時を振り返りながら「慌ただしい日々だった。藤井八冠は冷静なので自分のスタンスを貫いている」と話した。8冠独占が懸った王座戦五番勝負は「見どころの多いシリーズだった」とし、今後については「先は想像しづらい。藤井八冠の将棋を基礎として勉強して育った人が出てきたら興味深い」と語った
